こちらを観にいった。
2年越しのリベンジ。
もともとのストーリーにある
膨大なセリフと、絢爛なmadnessはそのままに
計算しつくされた演出と空間設計から
人の動きと色彩が鮮やかにズームアップされ
ただ圧倒される。
スーパー歌舞伎でも思うことだが、
和洋折衷の空間認識というか空間利用は
なぜこんなにも違和感なく許容でき、
それでいて美しいのだろう。
父が祖父から贈られたという
古い古い文学全集のシェイクスピア物語を
初めて読んでから約25年。
魅入られてから約20年。
すこし年を取って
幼いころとは違う描写や関係性に
目が行くことの醍醐味を久々に感じた夜だった。
少しは人の愚かさも学びながら、
まだまだそれを言祝ぐには至れていなくて、
狂気を磨くことにまだまだ憧れているのだけど、
それはそれでがんばってみたら良いことあるのかもしれない。
0 件のコメント:
コメントを投稿