「10年前の状態に戻ったね。いやそれ以上?」
全体的な精神状態を指してそう言われた。
自分でもなんとなく思っていたことだったので、うれしかった。
もうこの年だからね、という枕詞に
いまいるここから良い年の取り方しなきゃ、という意味を
与え/与えられるようにありたいねぇという話をした。
偶然にも
大学時代の友人とご飯やお茶をする機会が続く
大学時代の友人とご飯やお茶をする機会が続く
落語が、アホな部下が、歌舞伎が、演劇が、誰かの元彼が、変な顧客が・・・
様々な時空とネタを行き来しながら
笑って話ができることを
とても幸せだと思う。
ともに都内に住んで働いていれば
ものすごく簡単なことのはずなのだが
その簡単なことが特にここ数年はまともにできなかった。
それほど意識していなかったけれど
間違いなくどこかに異常をきたしていたのだろう。
何ものからも守られて面白おかしく過ごした日々から
10年以上の月日が流れて
各々随分遠くまで歩いてきたわけだけれど
10年以上の月日が流れて
各々随分遠くまで歩いてきたわけだけれど
あのときああしていればとか
そういうことを私は二度と思わなくなる気がした。
というか、思わなくて済むようにしたいと思った。