昨晩5年ぶりに花火を見に行った。
東京のそれも浅草寺の境内にふらりと行って、本当にそれだけでこれほど綺麗にみえるとは知らなかった。
大学生になってからくらいだろうか。
花火を見るといつも思うことがある。
一足遅くいくとか早めに脱出するときに(大抵会場は混んでいるのでそういうことになる)、その音を至近で聞いているだけだと、戦争報道の音声マイクから出てくる爆撃音と何ら変わらない。
風下に当たる場所にいると、暗い夜空に不思議な形で拡散していく煙とともに漂う火薬の香りも、半端ない勢いで迫ってくる。
きっとどこかの戦場でも似たような音と匂いがするのだと思う。
「みどりのゆび」のように、すべての武器から発射されるものを花と緑にすることはとても難しい。
だけど「火薬は花火に使うんだよ」っていうのを血で血を洗う場所で育って暮らしていく人たちにも伝えるような機会は、実現されてほしい気がするのだ。
同じ香り、同じ音、同じ危険性。
だけどこんなにも繊細で綺麗で一期一会の輝きがある。
そのことをもっと多くの人に知ってもらうことができないだろうか。
多くの電飾で明るいと言われる東京の空を、ここまでの明度で彩る技術は、もっと暗い夜を過ごす地域の空をどれほど明るく照らすことができるだろう。
何らかの富を手に入れたらそういうことに費やしたい。
一瞬の輝きでもいいから誰かのセレンディピティになるようなそういうこと。
私がビール片手に枝垂桜を模した花火に感嘆してるこの瞬間にも、シリアでは弾圧が続き、リビアでは最後の戦闘が続き、多くの人々が傷ついていることに思いを致して、そんなことを考えた。
2011年8月28日日曜日
2011年8月20日土曜日
超管理国家シンガポール
8月5日から9日までシンガポールで散歩してご飯食べてきた。
昨年は香港に行って同じように散歩してご飯食べてきたので
よく比較対象になるシンガポール、
そして仕事で色々調べて調べておせわになってついに行かずじまいとなったシンガポールに行ってみてきた。
1965年独立。
リークアンユーが作った超管理国家であり、経済都市国家。
物価はあまり高くなくて、華人がたくさんいるみたい。
イメージとしてはそんなもの。
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シンガポールは一言で言えば 『お掃除大国』 であった。
街中がとてもきれいだ。
朝から清掃車が走り回り、ショッピングモールも団地も豪邸も掃き掃除をしている人がたくさんいた。
ついでにいうと、ガムは国策で売られておらず、電車の中で物を食べたら高額な罰金である。
私が滞在していた中国系のパブが並ぶ街区には、ゴミ収集車が毎日来ていた。
そして多くの団地や摩天楼的なビルが立ち並ぶ割には、空が広くて緑がふんだんに配されている。
駅前やロータリーに広場や公園が作られているケースが多い。また、川沿いなどのプロムナードもかなり横幅を広めにとっている。
ゆえに空が広くて東京はなんであんなに息が詰まるのだろうとぼんやり思った。
それからワーキングガールがやたらおしゃれだった。
若い子の中にはミックスとみられる美女もそれなりに居て、とても見応えがあった。
あと、官公庁から警察、軍隊、日雇いまで様々な職業に就くインド人がいるのも、驚きだった。
もともとが東インド会社の警備部隊として入って来ているのだというが、この国をフィジカルに支えているのは間違いなくインド人コミュニティなんだろうと思った。
一方で、聞いてはいたけれど、物乞いやホームレスの類は居ない。みすぼらしい服装の人も見かけない。基本的には皆とても清潔な服装をしていて、行動も規律正しい。
ホテルの近くで1度だけ座ってビンを置いてるおばちゃんがいたけど次の日の夜にはいなかった。
それから、身体障がい者もほとんどいない。精神障がい者は皆無。ダウン症の子供も見なかった。
正確に言えば、手足が不自由だったり、車いすに乗ったり、歩き方がおっくうそうな人はいた。しかしそれらの人々は大抵介助者もなく一人で移動しており、コミュニケーションにも不自由は全くしていない様子だった。
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ざっと書き出すだけでもこういう感じである。
シンガポールという国に、滞在してみてとても興味を持った。
この国には目には見えないものをつかんで引き寄せて、そしてパワーに換える力がある。
それがなければ今日の姿はないということなのだろう。
この国の政治経済について、ちょっと文献探しをして深く学びたいと思う。
昨年は香港に行って同じように散歩してご飯食べてきたので
よく比較対象になるシンガポール、
そして仕事で色々調べて調べておせわになってついに行かずじまいとなったシンガポールに行ってみてきた。
1965年独立。
リークアンユーが作った超管理国家であり、経済都市国家。
物価はあまり高くなくて、華人がたくさんいるみたい。
イメージとしてはそんなもの。
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シンガポールは一言で言えば 『お掃除大国』 であった。
街中がとてもきれいだ。
朝から清掃車が走り回り、ショッピングモールも団地も豪邸も掃き掃除をしている人がたくさんいた。
ついでにいうと、ガムは国策で売られておらず、電車の中で物を食べたら高額な罰金である。
私が滞在していた中国系のパブが並ぶ街区には、ゴミ収集車が毎日来ていた。
そして多くの団地や摩天楼的なビルが立ち並ぶ割には、空が広くて緑がふんだんに配されている。
駅前やロータリーに広場や公園が作られているケースが多い。また、川沿いなどのプロムナードもかなり横幅を広めにとっている。
ゆえに空が広くて東京はなんであんなに息が詰まるのだろうとぼんやり思った。
それからワーキングガールがやたらおしゃれだった。
若い子の中にはミックスとみられる美女もそれなりに居て、とても見応えがあった。
あと、官公庁から警察、軍隊、日雇いまで様々な職業に就くインド人がいるのも、驚きだった。
もともとが東インド会社の警備部隊として入って来ているのだというが、この国をフィジカルに支えているのは間違いなくインド人コミュニティなんだろうと思った。
一方で、聞いてはいたけれど、物乞いやホームレスの類は居ない。みすぼらしい服装の人も見かけない。基本的には皆とても清潔な服装をしていて、行動も規律正しい。
ホテルの近くで1度だけ座ってビンを置いてるおばちゃんがいたけど次の日の夜にはいなかった。
それから、身体障がい者もほとんどいない。精神障がい者は皆無。ダウン症の子供も見なかった。
正確に言えば、手足が不自由だったり、車いすに乗ったり、歩き方がおっくうそうな人はいた。しかしそれらの人々は大抵介助者もなく一人で移動しており、コミュニケーションにも不自由は全くしていない様子だった。
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ざっと書き出すだけでもこういう感じである。
シンガポールという国に、滞在してみてとても興味を持った。
この国には目には見えないものをつかんで引き寄せて、そしてパワーに換える力がある。
それがなければ今日の姿はないということなのだろう。
この国の政治経済について、ちょっと文献探しをして深く学びたいと思う。
2011年8月14日日曜日
ブログ2代目開設
メモランダムとして再開してみようと思うのです。
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2年くらい前にすこし心身を病んだ時に、ブログもうまく更新できなくなった。
そこから這い上がってどうにか回復した後は、ワークライフバランスという言葉に嫌悪感を覚えるほどの忙しさに埋没していった。
1年ちょっと前からはSNSなどを通じて、吐露はしやすい感じになってきた。
この春ついにグループ会社に異動になって、大好きだった法務コンプラからも国際系の仕事からも外れて、どちらかというとヒマになった。
頭の周りで再び言葉たちがほよほよと漂うようになった。
夏休みが終わるときに、日々のよしなしごとでいいから書く場所が欲しいとストレートに思った。
そんな感じです。
【前身のブログ】
beyond the paradise
2004~2010まで。
大学時代のエントリが多いです。
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