2016年3月26日土曜日

meaning of the conflict

想像と神秘のサグラダファミリア
監督:ステファン・ハウプト
(原題:SAGRADA: El misteri de la creació)
2012年/スイス/94分/16:9/カラー

サグラダ・ファミリア、日本語で言うならば聖家族教会
着工から133年余。いまだ未完の建物。

その光と影を追う物語。

多くの証言者や建設に関わる人物が登場するのだが
驚くほどシンプルに94分に収まっているリーズナブルさに舌を巻く。
明示したいことがはっきりさせてあるからだろう


・いつから、どのような経緯で作られ始めたのか
・なぜずっと作っているのか(中断の時期はなにがあったのか)
・バルセロナの人々にとってガウディ、サグラダファミリアとはどのようなものか
・作っている人は何を考えているのか
・作らなくていいんじゃね?と言っている人はなぜそうおもっているのか
・新たに生じている問題とはなにか

こういった事柄が
何度も映し出される聖堂の光こぼれる内部や、荘厳なファサードを通して
様々な人の物語を通して語られていく

個人的に面白かったポイントとしては、
監督のモノローグはドイツ語で、
総監督や彫刻家たちはイタリア語、
現地人の作業監督たちはカタルーニャ語、
音楽家の人はフランス語で、
建築技師や建設継続反対派の建築家は英語で、
それぞれ語る。

あくまでもありのままをストレートに切り取る姿勢が
画面に映るものの美しさや雑多さを彩っている。

完成予定は、10年後―2026年だそうだ。


▼映画予告編



















▼2026年の完成予想映像


2016年3月19日土曜日

2016.3.18

最終出勤日でした。
紳士たちからお花を、
淑女たちからお菓子や涙を、
遠方からのお電話や、
たくさんのメールを頂きました。
全く想定してなくて驚いたけど、
嬉しかったです。
 
間違いなく日本一のドメスティックブランドであるこのグループで過ごした10年が、
長かったのか、それとも短かったのか。
何度となく捉えなおして見るも、その度に姿カタチが変わる。
答えはちょっと棚上げかな。

ともあれ皆々様の後輩、部下あるいは同僚であったことに恥じぬよう、
引き続き精進を重ねていきたいと思います。