【その1】
異動については、「来たか」「マジか」という気持ちが半々。
正直なところ狼狽していた。
入社以来5年居た会社、4年すごした部署を離れるのは
明け方の余震が怖くてパジャマ着られないのと同じくらいに怖かった。
だが結果としては
一歩外に出たことでたくさんの物事が得られたと思っている。
実際に仕組みを売るために本社でどのような意思決定と投資が行われているのか。
そこを起点に全国で営業が繰り広げられているのか。
お金とデバイスとウェブそしてセキュリティって一体どうなっているのか。
いままで本当に紙に書かれたことしか知らなかったと実感した。
何かに「賭ける思い」とか「伝えたいこと」というものの重要性を初めて感じた。
オタクになる必要はないだろうけど
来年はもうすこし新たな仕事に関することのインプットしないと枯れてしまいそう。
【その2】
震災とかSNSとかそういうもののつながりとか。
これは2010年から続いてきたものだが、確実に関係性が太くしっかりしたように思う。
1月にあったMESHの集まりで出会った方々と出かけたり読書会したりした。
TRIFのおふたりをほんの少しだけお手伝いさせて頂く機会に恵まれた。
facebookの盛り上がりで、中高の友人たち、会社関係の普段はあまり会えない方々と繋がった。
ひとつひとつのことを書いていくときりがないけれど、私は2つのことを学んだ。
派閥や体裁、宗派といったあらゆる垣根を越えても、人は仲良くできる。
そしてむしろ新たな発見やいいこと悪いことをたくさん見つけることができる。
排除するのとか傷つけることとか関係性を壊すことは一瞬でできるけれど
どこを目指して何を願っているかということについて、ほんの少しでも共感できるなら
存在を認めあって生きていくのは難しくもなんともない。
ただし、考えていることは黙っていては伝わらない。
伝える努力、必要に応じて反駁する姿勢は必要。
あなたは何者ですか、というタグ付けが結構重要。
所属する会社や仕事でもいいし、ボランティア的にやっていることでも、何でもいい。
『あなたは何ができますか、何をしたいと思っていますか、
という問いに対する答えを、常にわかりやすく持っていること』
これがソーシャルに生きていくための重要な足がかり。
うまくきれいにまとまらないけど、この2つ。
【その3】
ここまでの2つの陰でおろそかになってしまったのが読書と語学。
本は、友人たちに教えてもらったのとかずっと読みたいのとかたまってる。
語学は英語のリスタートともう1つの言語。
震災の時にMESHの方々が作ったのがこれ▼
これを観ると
twitterの#prayforjapanのストリームに世界中からメッセージが溢れていて涙がでたことや、訳して発信したことへのお礼のリプライを貰って嬉しかったことを、昨日のことのように思い出す。
英語が多かったけれど、その他の言語もたくさんあった。
勉強したいな、しなきゃだなぁ、と素直に思ったのだ。
以上が2011年の振り返り。
振り返りなので変な決意とかは書かない。
社会人として今の会社およびグループ全体でかかわってる人たちにも
ソーシャルを通じて出会った知人・友人たちにも
プライベートでいつも支えてくれる人にも
本当に感謝している。
皆から得た力をどのように他に還元していくか、拡げていくか
恐らくはこれが次の年のテーマ。