とても有名な台湾人ミュージシャン兼俳優のようで、
ザ中華圏メロディーなものからいわゆるR&Bの流れを汲むもの、
日本ナイズされた弦楽バラードといった多彩な楽曲を作ったり歌ったりしている。
ザ中華圏メロディーに溺れないスタイルがあるというだけで強いなと感じるが
それ以上に楽曲で扱うテーマも面白く、歴史や世相をうたうものもある。
同世代にわかりやすく言うなら
「ひとりミスチルみたいな人」というとしっくりくるのではないかと思う。
しかし私は中国語がわからない。
しかし気になる曲は何言ってるか知りたい。
完全に15年前にカムバックである。
英語の成績はどん底だったのに
気に入った洋楽やディズニー楽曲は自分で訳詞を付けるほどだったあのアホ中学時代…。
そんなこんなで
昨年仕事絡みで手に入れて放置されていたこれと
google翻訳さんに手を借りつつ楽しんでいた矢先に見つけたのは、
中孝介がJayの日本語カバーをしている曲だった。
原曲は、ちょっと大人な華流という綺麗な悲恋の歌。
そしてシーンとエッセンスを的確に掬い取った詩と
同じアレンジでうたわれているカバー。
日本語のカバーがいいと思ったのは正直初めてだった。
「花海」周杰倫JayChou
「花海」中孝介カバー(日本語詞)
中身を比較するとこんな感じであります。
(原曲サビ)
不要妳離開 距離隔不開
思念變成海 在窗外進不來
原諒說太快 愛成了阻礙
手中的風箏放太快回不來
不要妳離開 回憶劃不開
欠妳的寵愛 我在等待重來
天空仍燦爛 它愛著大海
情歌被打敗 愛已不存在
(▼Google翻訳さんの作品。ちょっと変・・・。)
Do not you leave the distance,can not separate
Thoughts into the sea could not come in the window
Love to forgive that quickly became hampered
Come back the hands of the kite up too fast
Do you plan to leave the memories not open
I owe you a favor to wait for
the sky is still bright and he loves the sea
Love song was defeated, my love exists there no longer
(カバー詩)
咲きほこる君の夢 追い風に 舵をまかせて
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中国語の悲恋ってえらくダイレクトで物質的?と思うこともままあるし
一人称なことも多いけど
この日本語アレンジには本当にぐっときてしまった。
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なのに、この中孝介のカバーアルバムは中華圏でしか売られてないという
ひどい事実・・・・・。
ここまで材料はそろってるのに
なぜ隣の国すら、そしてアジアはまだ遠く感じるのだろうか。
去年の今頃の仕事の中身とか夏休みのシンガポールとか
そんなに遠くかんじなかったのにおかしいな。
それにしても聞き取るのも難しい中国語。
翻訳するにしても、まず英語にした方がさらりと理解できたりするし。
アジアで生きてくには、エンタメ部門の理解に中国語が欠かせないだろうな。
そして、好きだ、という原動力から、聴いて、知っていくことは
やはり何より強く自分の中にも根付くし
語れる側面ももれなくついてくるという現実があるということを
改めて実感している。